「ダメだよさよ。それは…」
「御影くん…?」
「その言葉は僕が貰う資格はないんだよ。さよを最後まで幸せにしてくれる人に言わなきゃ」
御影くんは見抜いていた。私が御影くんを好きなことも。何を言おうとしているのかも。
涙が止まらなかった。好きな人に好きと言えない無力な自分が嫌になった。
「さよ、僕がもしいなくなっても強く生きて。君が入院する前の生活に戻るだけだろ?」
「違うよ…」
「泣かないでさよ。ずっと傍にいられなくてごめんね。僕のことは忘れて…」
御影くんはそう言うと立ち上がった。
「ほら、もう戻ろ?」
「…御影くん」
「大丈夫、また明日もここで待ってるから」
御影くんはそう微笑むと去っていった。
衝撃が強くてしばらくその場から動けなかった。
「御影くん…?」
「その言葉は僕が貰う資格はないんだよ。さよを最後まで幸せにしてくれる人に言わなきゃ」
御影くんは見抜いていた。私が御影くんを好きなことも。何を言おうとしているのかも。
涙が止まらなかった。好きな人に好きと言えない無力な自分が嫌になった。
「さよ、僕がもしいなくなっても強く生きて。君が入院する前の生活に戻るだけだろ?」
「違うよ…」
「泣かないでさよ。ずっと傍にいられなくてごめんね。僕のことは忘れて…」
御影くんはそう言うと立ち上がった。
「ほら、もう戻ろ?」
「…御影くん」
「大丈夫、また明日もここで待ってるから」
御影くんはそう微笑むと去っていった。
衝撃が強くてしばらくその場から動けなかった。


