その姿がどれだけ愛らしいか百合は分かってない。


「百合さ、茶華道部だったろ?それ言えば?」

そう言うと


「なるほど!ありがとう!もう、凜大好き!」


そう言って微笑む百合。

「ありがとう。私もだよ。」


私がそう言うと抱きついてくる百合。


百合は知らない。

私と百合じゃ、その言葉に込めた意味が違う事を。