「何だよ。お前!」

「女だろ?引っ込んでろよ!
ま、そこまできたら女か分かんねぇけど!」


そう言って、馬鹿にしたように笑う二人。


その言葉に百合が反応して、私に回している腕をきつくする。


百合は私が今の言葉で傷ついたと思ってる。

大丈夫。
私はそんなに弱くない。


「お前らこそ、一人の女子に男二人で行き場塞いで詰め寄るとか本当に男?」