私は角を曲がり声をかける。


「百合?・・・・・・居ないから心配した。」


だから嫌だったんだよ。

親睦会なんて。

こうなるのが分かってたから。


「凜!」


安心した表情で私に駆けてくる百合。

そして思いっきり私に飛び込む。

私はしっかりと抱きとめる。


「・・・怖かった。」


そう言う百合に置いていった後悔が生まれる。