時音は、リビングに戻り朝ご飯を食べ終えると同時にすばるくんも食器を持って来た。
「朝ご飯、サンキュ。いつもは食べないけど、たまには良いな。」
そう言って扉の所でまた立ち止まると、
「すばるで良いから。」
と言って出て行った。
「なんだ。良い奴じゃん。」
時音は、そう呟いた。

不器用なだけなんだろうな。

そう思いながら食器を洗い、自分の部屋に入った。
机について、持ってきていた勉強セットを広げる。

まだ、将来の事は考えられないけれど今出来ることをしないとね!

そう思い時音は、勉強に没頭した。

今やれる事だから…!

ふと時計を見ると11時前だった。