「今日は、もう寝るよ。明日入るね?」
時音は、やんわりと断った。

オムライスも食べ終え部屋に戻ると、すばるくんは居なかった。時音は、ホッと胸を撫で下ろすと、こっそり持ってきていた日記を取り出した。

日記を見られたくないもんなぁ〜。

時音は、今日起こったことを日記に記していった。

家族って、お互いを思いやる事なのかもしれない。

すばるくんは、どうしてあんなに冷たい態度を取るんだろう。

時音は、書き終えるとベッドに潜り込んだ。フカフカとしたベッドは、時音の心を包み込み夢の世界へと誘った。