「学校、嫌いになりそう。」
時音は、俯いた。胸のあたりが、ドスッと重たい物になっていた。
「無理はするなよ。前は出来なかったけど…。」
「何?」
「いや、何でも無い。とにかく、無理だけはするなよ!」
秋くんにそう言われ、時音は呟いた。
「無理はしないよ…。」