「朝だから起きなさーい!」

鈴音は、彩さんの大声で目が覚めた。
「そっか、ここ病院じゃないんだ…。」
「おはよう!その服で寝られた?」
昨日はパジャマのない鈴音に、美花が服を貸してもらったのだ。
「うん、ありがとう!ぐっすり寝ちゃった!」
「じゃあ着替えて降りようか!梨々花!起きて!先降りるよ!」
美花の大きな声で、梨々花はようやく目を覚ました。
「そんじゃあ先行くよ!」
先に着替えた鈴音達は、下に降りた。

「おはよう!昨日はよく寝られた?」

彩さんが朝ごはんを用意するんだ。

そう思いながら、話しかけてきた彩さんに答えた。
「ハイ!パジャマ無かったけど、美花に借りて凄くぐっすり寝られました!」
「あっそうだった!明日買い物に行こうか!もうすっかりわすれてた!ごめんね。あと、明日学校に行って制服とか貰うから、楽しみにしといてね!ほらご飯食べよう。」