「しょうが無いなぁ…。私も手伝ってあげる。」
雪斗は、本当に嬉しくなった。
「ありがとうございます!」
「でも、明日決行しよう?だって近くに雪が居るから、ふと思い出すかもしれないし。」
「うん!」
雪斗は、胸を高鳴らせた。

「皆ー!もう11時だよ〜!早く寝なさい!」

「ヤバッ!彩さんじゃん!じゃあね!」
そう言って莉久はそそくさと自分の部屋へ帰って行った。
「じゃあ、僕達も寝ようか。お休みなさい。」
「お休みなさい。」
そう言って雪斗達は部屋に帰った。
扉の外からは場所案内を終えた梨々花達の声が聞こえる。その音を耳にしながら雪斗は目を閉じた。