「「「おかえりなさ~い!」」」

「嘘だろ…!?」

こんな事って、あるのか?

「可愛い子じゃん!雪、一目惚れでもしたのか?」
莉久の質問に雪斗は、即答できなかった。
「ぼ、僕の姉ちゃん」
「本当に?!」
幹人も驚いた顔をしている。
「美花!部屋まで案内してあげなさい。」
「こっちに私達の部屋あるから行こうか!」
「ハイ!」
一瞬雪斗は目が合ったがすぐにそらされてしまった。
「ほら、俺らも早く部屋に行って自己紹介しないと!」
幹人に背中を押されながら恐る恐る部屋に向かった。
「今まで入った事なかったけど、男子部屋と全く同じなんだね。」
「あぁ。僕も初めて来た時びっくりしたよ。」
幹人はいつも答えるのが素早い。