今日は新しい人が来るから、珍しく外食だった。その事を部屋に戻ってきても莉久はゴタゴタ言っている。
「いつもは朝に迎えに行くのに、今日は午後…なんかあると思わねぇか?雪?」
もうここへ来て2週間がたった。たった2週間の間に僕達には強い絆が生まれつつある。
「そんな事思わないよ!それより莉久は誰が来るか気にならないの?」
「ここは出入りが激しいから、あんまり思ってないんじゃないかな?実際僕もあまり気にならないし。」
幹人は『全てお見通し』という顔だ。
「あったり〜!俺達気が合うなぁー!」

「おーい!皆ー!彩さんがもう着くって!」

僕達はドタバタと玄関に集まった。
「いいか!入って来たらせーの!で言うんだぞ!」
「分かってるよ〜!何年ここにいると思ってるの?」
梨々花はどうだ!という感じだ。
「あっ!来たぞ〜!」

ガチャッ