普通の高校生だった時音は、ある日両親からアメリカに引っ越すと伝えられる。だが、時音には彼氏である秋がいた。別れを惜しみつつ、時音はお守りを手に日本を飛び立つ。だが、不慮の事故で時音は記憶喪失となり、家族とも離ればなれになってしまう。新しい仲間との出会い、再開を繰り返しながら、時音は荒波に揉まれていく。
 -この小説のラストは、きっと誰もが予想もしなかった結末を迎える-

▷主要登場人物紹介▶
会田 時音(あいだ ときね)
高校2年生。本作の主人公。かなり普通の高校生だが、転校前の高校では、かなりのいじめを受けていた。事故で記憶喪失になる。人生を波乱万丈に生きる。施設では白波 鈴音(しらなみ すずね)と名乗り、女優になってからもこの名前で活動した。
会田 雪斗(あいだ ゆきと)
中学1年生。時音の弟。家出をした時音を最後まで探し続けた。
会田 誠(あいだ まこと)
時音と雪斗の父親。記憶喪失の時音を妻である鈴音に重ねていた。時音が家出をしてからは疎ましく思っている。鈴音にDVをしていた過去を持つ。
会田 鈴音(あいだ すずね)
時音、雪斗の母親。事故で亡くなる。
小林 秋(こばやし あき)
高校2年生。時音の幼なじみで、時音の恋人。転校先の学校で記憶喪失の時音と再会する。
上田 すばる(うえだ すばる)
高校2年生。時音を養子として引き取ろうとした上田家の息子。記憶喪失だった過去を持つ。はじめは時音に冷たい態度を取るが、それは記憶喪失だった頃におった心の傷のせいである。時音のことが気になる。

あまりに登場人物が多いため、主要メンバー、物語の鍵となるメンバーだけここに書きました。