「おはよう!これ今日の朝ごはんだから!残さず食べてね!」                      
「はいっ!いつもありがとうございます!」     本当に宮崎さんは私に元気をくれる。暗い気分の時だってすぐに吹っ飛んでしまう。            
「あぁそうそう!あなたに家族が居るかもしれないから、インターネットに出すことになったんだけど、それでも居ない可能性があるの。そうしたら、あなたを養子として育ててくれる人を探さないと行けない。そうなると、センターに行くことになるの。でも、名前も年齢も分からないから、名前は仮でつけて、出来る勉強の範囲を調べる。そこで、相談なんだけど名前は何がいい?」
                         
私、家族が居ないかもしれないんだ。        
                         
そうだよね。あれだけの事故だったもんなぁ。    
                         
養子って嫌だけど、しょうが無いよね。       
                         
センターかぁ。どんなところかな?ちょっと怖いかも。
                         
そこで、私の兄弟なんか居たらいいのに。      
                         
「おーい!何怖い顔してるの?」