ドアの前でなぞの葛藤をしてからどのくらい経ったのだろう。 もう1時間はいるような感覚をもっているんだけど私……。 ほら、私の右手!さっさと横に開きなさい!! なにをそんなに怖がってるの! さっさと走って戻ればいいことじゃない! 大丈夫。大丈夫、誰も私を見ない。 だから、行け、私! 汗を握った右手にもう一度力を入れた。