君を想うたび胸が苦しくて



「昨年の今日、沙月ちゃんの病気がわかった日だから1人でいるの辛いかな、って。」

「…っ、」


先輩は本当にずるいと思う。何で私ばっかりが先輩のことが好きなんだろう。


「というのは嘘で…、本当は比菜ちゃんに会いたかったから。」

「え?何でっ……」


意味がわからない
何で私なんかに会いたかったのか…。


「分からないの?俺、比菜ちゃんのことがずっと前から好きだったんだ。」