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私、竹中美湖!
今日から、高校一年生!
春休みにメイクの勉強頑張ったんだ。
ナチュラルメイクをしていざ、入学式へ出発!
高校の門に着くと、その先には、クラス発表に群がる一年達。
少し緊張して、うろうろしていると、後ろから、
バシッ!
「みーこ!おはよう!」
「おはよう!あみ!」
ショートヘアの元気な親友のあみだ!あみも今日から私と同じ、偏差値は中の上だと思われる高校に入学だ。
「二人ともおはよう!」
「啓!おはよう!」
小学校からの幼馴染みの啓だ。
「ほら、前に行ってクラス発表見に行かないと!」
あみは人混みを掻き分けてどんどん前に進む。
私も、後から着いていく!
先にあみが名前を見つけたみたい。
「あったよ!私、一組だ!あっ、やったー!!美湖も一組だよ!」
「良かった!嬉しい!これからもよろしくね!」
ぎゅー
「うん!よろしくね!」
私達二人は、抱き締めあって喜んだ。
「俺は3組だ。美湖達と離れちゃったよ。二人とも、俺がいないからって寂しがるなよ。」
「寂しいのは啓でしょ。本当、美湖が大好きなんだから」
なんだか、二人はいつもの冗談を言っている。
「それより美湖、なんか、いつもと雰囲気違う。」
啓が私のメイクに気がついたみたい。
すかさずあみが、
「ふふっ。美湖の美しさに照れてるでしょ。」
「なに言ってんだよ!そんな事ねぇよ!」
啓は、顔を少し赤らめて否定した。