……こんな時に、何もしてあげられない自分が……助けてあげられない自分が悔しい。 「ごめんなさい。 湊くんにこんな話しちゃって…。」 「いえ…。」 「とにかく、夕ご飯にしましょう。 海音を呼んできてくれる?」 「分かりました。」 そう言って俺はあまねの部屋に向かった。