闘技場に着くと、人、人、人ー!沢山いる!うわー全校生徒ってこんなにいるんだー!





『怜、そろそろ始まるよ!頑張ってね!』





美咲はそう言うと後ろに下がって言った。



どうやら聞いた話によるとNo.1から順に戦って勝つまでどんどん下がって行くんだって。




まぁ、No.1でも勝つつもりだけど






『この学園のNo.1!!琥珀の入場ーーーー!!』






その途端『『『『『『『『きゃー!!』』』』』』』』






女の子たちの悲鳴の嵐、中には『琥珀様ー!』と叫んでいる人もいる。





『うるさい』





私は、耳を塞いでいた。





その途端、前から男の人が来た。





どうやら、噂の琥珀の様でどこかで見たことある顔だった。





どこだっけ?まぁ、そのうち気がつく!



『静粛に!』




審判の合図でみんな静かになった。





『この戦いは、どちらかが戦闘不能になるか、降参するまで戦い続ける!!両者構え!』





いよいよ始まる、戦い。どれくらい強いかな?




『始め!』




『”ファイヤーボール!”』




開始早々相手は攻撃を仕掛けて来た。だけど甘い!






『”キラーアイスバーグ!”』





私は、相手の攻撃を止めた。だけど止めるだけで終わらせない!




『”スノードーム!”』





スノードームそれは、相手の周りに雪のドームを作る魔法、中はとても寒いので数分中に居れだけで凍る。






だけど、どうやら効かないようで





『”ファイヤーカッター!”』





スノードームを真っ二つにして出てきた。






んー、弱い!そろそろ終わりにするかな!!







『お前、本気で戦ってないだろ!本気で戦えよ!』






『無理』





もちろん即答。だって、だって私






『本気で戦ったこと無いもん』






だって、私が魔力解放すると多分みんな気絶する。多分って言うか絶対。





『てことで、終わらせよっか!』





『は?』




『”箒!”』



私は、箒を呼んで箒に乗った。





箒は、魔道具で魔力を使わずに飛ぶ事が出来る。私は、上に飛んだ。



『よし!”スノー・バード!”』





スノー・バードは、雪の鳥。鳥を作るのは私の得意技!






『スノー・バード!?ただ真っ直ぐに来るだけだろう!こんなんで終わらせる気かよ!』