<怜side>
自己紹介を終えて指名された席は廊下だった。




窓側が良かったなーまぁ、いっか。廊下側も目立たないから寝れるし〜



『よし、では栗原さんの寮決めのため、闘技場に移動する。今日の授業はこれだけなんだから遅れるなよ、じゃあ俺は先言ってるから”闘技場へワープ”』




そう言って先生は、ワープした。おいおい生徒を置いてくなよ〜。よし、私も行くかなー?主役だし!



『ねぇねぇ!!怜ちゃん!』




その声に振り向くと後ろの席にいた綺麗な女の人が立っていた。




『私は、遠藤 美咲(エンドウミサキ)美咲ってよんで!ねぇね怜ちゃんの事、怜って読んでもいい?』




『うん、いいよー。よろしく美咲!!』





早速1人目の友達出来たー。それにしても美咲可愛い!何でこんなに可愛いんだろう、羨ましい・・・




『フフッ、よろしく怜。怜、頑張ってね!戦い初っ端から琥珀とNo.1と対決だよー!』




No.1?ああ、この学園のNo.1か!楽しみ!





『うん!頑張る!』





『怜も特別生徒になれるばいいのに、毎日の癒し・・・』




え、み、美咲?私'も’?美咲って特別生徒だったの!?




特別生徒。それは、職員より魔力が高い生徒の事で、この学園には3人しか居ない。




『美咲って特別生徒だったんだ!へー!』





『え・・・?敬語使わないの?』





美咲がとても不思議そうにこっちを見るから私は、




『使ってほしいの?』




と聞いてみた。案の定『ううん』って返ってきたから不思議だった。





『嬉しいな、みんな私が特別生徒だって知ると敬語使うからうっとうしいの、ありがとう怜』




『どういたしまして?美咲そろそろ行こう!』




美咲に呼びかけると『ええ、行きましょ』





『『”闘技場へワープ”』』