ッ、ハァハァハァハァ。

な、何今の。


いつもはゆめなんてみないのに。



でも、全部思い出した。


あれは本当に全部あったことだ。

あの後、確か、女の子からビンタをくらって、
先生が間に入りそれ以上のことはされなかった。


今日なんであんなふうに口が先走ったかもわかった。


きっと、頭では快斗はそんなことするような人じゃじゃないと分かっていても
心では信じきれていなかったんだろう。






あんな事があったから、私は私立の女子校に行って地元の子達と離れ、男性とも関わらなくなった。



私は思い出したくなくて、自分にまで男嫌いの理由を作って隠して忘れようとしていたんだろう。

そして、実際に忘れていた。