いや、それどころか性格が悪い。


いちいち関わっていたら
らちが明かない。


退いてもらえないんじゃぁ
ムリヤリにでも突破するしかないっか。



「失礼しまーす」



彼女達が納得しないまま
そんな事はお構いないアタシは
ズカズカと間を割って入っていった。



けれど。



「いい気になんなっての」


「目障り」



通すまいと目の前で壁になり
悪意に満ちた笑みでジリジリと
攻めに入って来た。



仕方ない。
1度引くか。



こんな足じゃ思うように動けないし
あまりモメて
また厄介な参事になるのは避けたい。