ハッと目が覚めて 現実に引き戻された。 次に目に飛び込んできたのは… 「気が付いた?」 会長さんだった――― 「あれ… 今度は会長さんがいる…」 いつの間にか外されていた酸素マスク。 眠っていたからか 呼吸も体もすごく楽に感じる。 「ご両親はさっきまでいたけど 着替えを取りに帰ったり 別室で少し休んでいるよ。 少し疲れてたみたいだから」 「そう…なんだ」 心配掛けたんだ… そりゃそうか。 病院に運び込まれて 酸素マスクまでしてれば 何事かと思う。