一方アタシはと言うと… 「はぁ…」 もう何度目かの溜め息ばかりだ。 こんなに悩み考える事なんて 学校のテスト前並み。 まさか男関係で こんなに病むとは思わなかったな… 「よう、朝比奈」 教室に戻ってくるなり 同じクラスの よくツルんでいる野郎達(3人)に 声を掛けられた。 「へぇ~珍し。 アンタ達がまだ残っているなんて」 放課後なんて 誰よりも早く学校を出て カラオケ辺りに行ってる連中なのに。 「俺らだって早く帰りてぇよ。 けど、居残りしろって」 あー 中間テストの赤点組か。