それぞれが 人知れず悩み迷い 考えている。 みんな不安があって 常に手放す恐怖を感じているから… だから必死に その手を掴んでいようとする。 誰にも気付かれないように――― 「なんでアタシが手伝ってんの?」 脚立に上り 生徒会室の電球を交換する会長さんの足元で 替えを持ちながらグチが零れた。 ココ最近 やたらと呼び出されたかと思えば 気付けば何かと手伝わされている。 アタシもアタシだ。 弱みを握られているワケでもないのに 素直に聞いているんだから。