…好きか?


アタシが会長さんとの事を
少しずつ考え始めているのと同時に
ゼンもまた、戦っていた―――



「ゼン、やっぱりココにいたのね…」



屋上の床に寝転び
音楽を聞きながら空を眺めているゼンに
そっと近付き隣に座る副会長。



「ねぇ…ゼン?
 修学旅行から帰ってきてから
 元気ないみたいだけど
 何かあった?」



反応を示さないゼンは
空を眺めたまま何も言葉にしない。



「…朝比奈さんと
 何かあったんでしょ?」



少しずつ
だけど確実に
副会長は核心に触れていく――