「あっつ。
 シャワー浴びてくるかな。
 貸してもらえる?」


「うん。
 タオル持ってくるねッ」



バスケの女子部員に頼み
更衣室に隣接されているシャワールームを手配してもらい。



「覗かれんなよー」


「お前にな」



ゼンに釘を刺す。


コイツを筆頭に
女子の裸を見ようとする獣どもが多い学校だからな。


二重の鍵でもないと無法地帯だ。



「筋トレしよっかな」



最近、筋力落ちてる気がするし。

なんてブツブツ言いながら
首からぶら下げてるタオルで汗を拭き
シャワー室へと向かうために
体育館を出ると。