「……っ、」 それって……。 「乃々華、いつも隣で見てただろ?」 ……っ、うそ。バレてたの? まさか盗み見してたのがバレてたなんて思ってもいなかった私は、羞恥で顔がカッと熱くなった。 「上目づかいの乃々華が可愛くて、乃々華が俺を見るたびキスしたいなって思ってた」 「統真く──」 「って、あーもー!俺なに言ってんだろ!これじゃまるで変態……っ、」 ───それは、間違いなく“衝動”だった。