私は気付いていなかった。 私が一人でベラベラしゃべっている間、統真くんが不機嫌な顔で私を見下ろしていたことに。 だから、突然腕を引かれて驚いた。 「──決めた」 「……へ?」 決めた?ってなにを? 「統真く───」 「乃々華、明日からちょっと練習休むから」 「へ?」 練習休む?なんで? この二ヶ月間、統真くんと逢わないことなんてなかったのに。 それなのになんで……。