『統真くん、私にバスケ教えてくれる?』 思い切ってそう聞いたのは初めて出逢ったあの夜から一週間経った頃。 『もちろん!けど、俺でいいの?』 『統真くんがいい!』 統真くんは私の要望に快く了承してくれた。 その日から私と統真くんの秘密の時間が始まり、私たちは日に日に親しくなっていった。 夏休みが終わり、学校が始まっても毎晩の練習は欠かさない。 学校へ行って部活へ行って帰って来てから晩御飯を済ませた後、公園で逢う。 それは私にとって一日の中で最も楽しみな時間だった。