「……ううん。来てくれて嬉しかった」 「もも……」 そっと相馬くんの左頬に手を伸ばすと、相馬くんは校舎の壁に背中を預け、そのまま腰を下ろした。 お姫様抱っこをされている私は、必然的に相馬くんの膝の上に座ることになる。 「そ、相馬くん……!」 ちょっとこの体勢は恥ずかしいんですけど……。 「フッ。もも、可愛い」 「………」 ワザとだ。絶対にワザと。 赤くなる私を見て、クツクツと肩を震わせて笑う相馬くんにむぅと頬っぺたがふくれる。