「え、ちょっと待って。相馬と香坂が付き合ってるー!?」 「うそー!いやぁー!!」 「……うるさい」 体育館から聞こえる絶叫に嫌そうに顔をしかめる相馬くん。 そんな相馬くんを私は呆然と見つめていた。 だって、今の状況が信じられなかったから。 「そ、相馬くん、なんで……」 「……ごめん。内緒って言ったのに」 嫌そうな表情から一変して、私を切なげに見下ろす相馬くん。 哀しげに揺れるその瞳に、ぎゅっと心臓がつかまれたみたいに痛くなった。