「莉子ちゃん、顔真っ赤。超可愛い。食べちゃいたい。っていうか、食べていい?」 「ちょ、せんぱ……」 返事をするよりも先に私を机の上へと座らせた先輩は、座るなり覆いかぶさってきた。 「莉子ちゃん、好き」 両頬を包み込む大きな手。 私を見つめる目は今までで一番優しくて。 「大好き」 そのあとに顔中に降り注いだキスは砂糖よりも甘かった。