全ての記憶を《写真》に込めて


「彩月〜、おは…っ!あんたらそこまで発展してるのね、すごいね!未経験者なの、ほんとに!?」
「え、えっと、は、晴くんが、さ、誘ってくれました……?」
恥ずかしいから指摘しないでほしい。
でも、それ以上に嬉しい。
きっと歩いている時ずっと顔が赤かっただろう。
晴くんがキラキラしてて、かっこよくて私なんかが隣でいいのかと思うけど。

「和久井くんやるじゃん、え、モデル知識?」
「モデル知識って何、意味わかんないんだけどぉ」
「モデルとかで知ってるのかなぁって」
「…まぁ、ある程度の知識は入ってるよ」
「彩月はきっと全然わかんないと思うからリードしてあげてね!」

え、茉莉ちゃん?

「私だってわかるよ〜!」
恋人らしいといえば、手を繋いだりハグしたり、キ、キスしたり、でしょ。
それくらい小説とかでちゃんと読んだことがあるから。

「彩月は子供どうやって出来るかわかるの?」
「〜っ、ま、茉莉ちゃん!!!」
「あ、その反応知ってるんだね〜、顔真っ赤にしちゃって可愛い、本当に可愛い」
「ほ、保健体育で少し習ったでしょ」
「あんたら人前でそういう話はやめなよぉ」
特に彩月にはそういう話させないでよねぇ、と茉莉ちゃんと私の間に入る晴くん。

「本当は和久井くんだって興味ある癖して〜」
「別に興味ないけどぉ」
「またまたぁー」
茉莉ちゃんがからかう。
そんなことしていたら優しい晴くんでも起こってしまうかもしれはい。
そう思い、止めに入ろうとしたが、晴くんが爆弾発言をした。


「別に子供なんて作ろうと思えば作れるじゃん」



「〜〜っ!!!」
「あ、変な勘違いしないでよぉ!別に、俺はそういう意味じゃ、あれ?そう意味ってなんだ……」
慌てる晴くん。
俯くことしか出来ない私。
笑い続ける茉莉ちゃん。

「とりあえずさぁ、変な勘違いしないでねぇ」
「う、うん…」