全ての記憶を《写真》に込めて


「まぁ、なんかあったら友達もいるみたいだし……大丈夫だろ」
あ、………。

「えっと、その、………あのですね」
「お、おう?」
どうしよう。
なんて言ったらいいんだろう……。

「ど、どうした?お兄ちゃんになんでも言ってみろ」
「えっと………、あのね、晴くん、いるじゃん」
「前来てくれた子だろ、知ってる」
な、なんて言えば……。
もうこうなったら普通にいうしかない、よね。

「は、晴くんと…お付き合いすることに、なりました」

最後の方が小声になってしまった。
聞こえただろうか。
二回も言うなんて絶対に無理。
恥ずかしくて今でも顔があつすぎる。


「……」
「お、お兄ちゃん……?」

やっぱり、説得するしかないのかな…。

「晴くんなら安心だな」

笑って言ってくれる。
「い、いいの!?」
「彩月が選んだやつが悪いやつなわけないだろ〜?前に連れてきてくれた時点で信用してるぜ」
あと、晴くんが彩月のこと好きなの知ってたし、と衝撃発言。

「あ、ありがと!緊張した〜」
「彩月から言ったのか?え、まてまだキスしてないよな」
「キ、キスなんてまだ、そんな……っ は、晴くんから、言ってくれました…」
「結婚式は呼んでくれよ!お金は気にすんな、お兄ちゃんが全額負担してやる!」
「ま、まだそこまで考えてないよ!」

気が早すぎるよ。
し、しかも結婚なんて、何十年も先だし、私も意識があるかどうかわからない。
それでも心の底から期待してくれてるんだ。

「えへへ、嬉しいなぁ」


そして、晴くんについて色々話した。
お兄ちゃんも晴くんのことを気に入っているらしい。

晴くんに明日報告しなくちゃ。