_______________ピーンポーン、ピーンポーン。
何度もならされるまで気づかないほど、熱中していた。だけど、まだひとりも完成していない。
「はぁい」
誰かなんて考えずに扉を開ける。
そこには晴くんがいて。
「あ、」
「まさか学校忘れてたとかじゃないよねぇ」
完璧に忘れてた。
「ま、まま待っててね!すぐ準備するから!」
走れば、玄関の曲がり角で滑って転ぶ。
荷物を持てば、制服を着ていないことに気づく。
「ごめんね……晴くん、ほんとにごめんなさい」
「別にいいけどさぁ、あんた焦るとどじばっかだねぇ」
「うっ、焦ると、周りが見えなくなっちゃうから……」
「まぁ、時間に余裕もって出てきてるしねぇ」
「うぅ……ありがとう」
そして、はっと思い出す。
「晴くん!上着!」
「あぁ、わざわざ洗濯してくれたの?」
「洗ってからの方がいいと思って」
「まぁ、一応感謝してる」
素直じゃないのかな、と思う。
でも、晴くんのいいところはたくさん知ってるから、別に気になりはしない。
「あ、この柔軟剤の香り好き」
「え、本当?これね、お母さんがたまに送ってきてくれる柔軟剤なんだ〜」
「いい趣味してるんだねぇ」
何度もならされるまで気づかないほど、熱中していた。だけど、まだひとりも完成していない。
「はぁい」
誰かなんて考えずに扉を開ける。
そこには晴くんがいて。
「あ、」
「まさか学校忘れてたとかじゃないよねぇ」
完璧に忘れてた。
「ま、まま待っててね!すぐ準備するから!」
走れば、玄関の曲がり角で滑って転ぶ。
荷物を持てば、制服を着ていないことに気づく。
「ごめんね……晴くん、ほんとにごめんなさい」
「別にいいけどさぁ、あんた焦るとどじばっかだねぇ」
「うっ、焦ると、周りが見えなくなっちゃうから……」
「まぁ、時間に余裕もって出てきてるしねぇ」
「うぅ……ありがとう」
そして、はっと思い出す。
「晴くん!上着!」
「あぁ、わざわざ洗濯してくれたの?」
「洗ってからの方がいいと思って」
「まぁ、一応感謝してる」
素直じゃないのかな、と思う。
でも、晴くんのいいところはたくさん知ってるから、別に気になりはしない。
「あ、この柔軟剤の香り好き」
「え、本当?これね、お母さんがたまに送ってきてくれる柔軟剤なんだ〜」
「いい趣味してるんだねぇ」

