3時休憩に入ることにした

「3時だーおやつの時間だー」

休憩の時間でしょと美雪ちゃんにツッコミを入れながら最後の部屋の掃除を終えフロントに戻る私たち


「あ、そうだ電話そろそろ入れなきゃ行けないんじゃない?」

そうだったと光希さんが電話をかける


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何度かかけてみたが電話に出ないようだ

「確認しにいく?空売りだったらあれだし」


美雪ちゃんの言う空売りとはこのホテルはオートロック式だから1度ドアを開けると勝手に鍵がかかるようになっている
だからもしかしたらお客様がパネルをタッチして誘導をしたのに
扉を開けてしまってそのまま入らずに扉を閉めた場合その部屋は売り部屋
お客様が入っていると表示され
そのまま置いておくと料金が発生する

それをしてしまうと私たち受付(今日は光希さん)の手出しになってしまうのだ


「そうね、裏から少し確認してみましょうか」


静かに3階にあがり清掃員用の裏口から部屋の中を確認をする


スッスッ…

人の歩くような足音がする

時たまゴンと何かを打ったような音も


3人で居たね、目で合図をして部屋を出た


「あー良かった空売りじゃなくて」

「そうねー宿泊だから6千円よね私の日給ほぼほぼ消える所だったわ」


そう言って私たちはフロントに戻り光希さんの持ってきてくれたドーナツと私の持ってきたみかんを食べながら美雪ちゃんの彼氏の話や光希さんの木下さんの話なんかを聞きながら休憩時間を終えた