「へ?って彩葉……。もしかして、ノープラン?」 図星を突かれ、思わずコクリとだけ頷く。 そんな私に、なぜか光里は盛大なため息を吐いた。 かと思えば、すごい目力で詰め寄られる。 「あのね?彩葉!デートっていうのはちゃんと計画を立てなきゃいけないの!李樹くんに任せたってどーせ『彩葉の好きな所』としか言わないんだからね!?」 「う、うん……。えと、近いです光里さん……」 熱が入ったのかぐいぐいと光里の顔が迫り、今のこの体勢は光里とキスが出来てもおかしくない状態。