「彩葉、一生幸せにするから」

「…んっ、」



漏れる吐息に、いよいよ理性が崩れ始める。



そろそろやめなきゃ、と思うのに。



「りき…っ、好き」

「…ッ!」



このお嬢様は、さらに煽ってくれた。





手に入れたくても手に入れられなかった遠い存在が、今目の前にある。


そんな幸せを、俺は一生逃すつもりはない。




「ケーキ、食べるの後ででいい?」

「な…っ、んんっ」



生涯のパートナーとして、俺は一生彩葉のそばにいる。




「彩葉、一生俺を好きでいて」




俺が、ずっと守るから。





「愛してるよ、彩葉」



ずっと、ずっと。





【fin.】