「海琉…」
「杏光見てたよ」
「あたしも見てたよ…。楽しそうだったね」
「楽しかったけど…杏光どうしたの?」
暗いあたしを海琉が心配そうにのぞき込む。
「るみちゃんと踊れて…楽しかった?」
なに言ってるんだろう、あたし…。
こんなこと言いたくないし、本気でそう思ってるわけじゃないのに。
口から次々と言葉が出てくる。
「杏光…なに言ってんの?」
「るみちゃんとあたしじゃ、るみちゃんの方が確実に性格いいしね」
今のあたし、すっごく嫌な感じだ…。
そう思ったら、ふいに海琉が大きな声を出した。
「なんでそういうこと言うの!?」
怒ってる…。
めったに怒らない海琉が、あたしのことで怒ってる…。
『ごめん』と開きかけた口。
なのに…。
「『なんでそういうこと言うの』って、海琉が楽しそうにするからでしょ!?」
なぜか全然別の言葉になってしまった。
あたし…超…性格悪い…。
これ以上ここにいたくなくて、走って海琉から逃げた。
海琉は追ってこない。
当たり前だ…。
あたしが海琉を怒らせたんだもん…。
海琉が悪いことなんて一つもないのに。
考え出すと申し訳なさがこみあげてきて胸の中を支配した。
戻って謝らなきゃ…。
今度はちゃんと、ひねくれずにまっすぐ『ごめん』って言わなきゃ。
心の中でかたく決意して、来た道を戻った。
グラウンドの中心では最後のカラーのダンスになっていた。
さっきの場所に戻ろうとしたら海琉に寄るるみちゃんが見えた。
スマホ片手に海琉に声をかけてる。
「海琉くん、写真撮らない?」
二人ともあたしには気づいてないみたいだ。
写真…。
「杏光見てたよ」
「あたしも見てたよ…。楽しそうだったね」
「楽しかったけど…杏光どうしたの?」
暗いあたしを海琉が心配そうにのぞき込む。
「るみちゃんと踊れて…楽しかった?」
なに言ってるんだろう、あたし…。
こんなこと言いたくないし、本気でそう思ってるわけじゃないのに。
口から次々と言葉が出てくる。
「杏光…なに言ってんの?」
「るみちゃんとあたしじゃ、るみちゃんの方が確実に性格いいしね」
今のあたし、すっごく嫌な感じだ…。
そう思ったら、ふいに海琉が大きな声を出した。
「なんでそういうこと言うの!?」
怒ってる…。
めったに怒らない海琉が、あたしのことで怒ってる…。
『ごめん』と開きかけた口。
なのに…。
「『なんでそういうこと言うの』って、海琉が楽しそうにするからでしょ!?」
なぜか全然別の言葉になってしまった。
あたし…超…性格悪い…。
これ以上ここにいたくなくて、走って海琉から逃げた。
海琉は追ってこない。
当たり前だ…。
あたしが海琉を怒らせたんだもん…。
海琉が悪いことなんて一つもないのに。
考え出すと申し訳なさがこみあげてきて胸の中を支配した。
戻って謝らなきゃ…。
今度はちゃんと、ひねくれずにまっすぐ『ごめん』って言わなきゃ。
心の中でかたく決意して、来た道を戻った。
グラウンドの中心では最後のカラーのダンスになっていた。
さっきの場所に戻ろうとしたら海琉に寄るるみちゃんが見えた。
スマホ片手に海琉に声をかけてる。
「海琉くん、写真撮らない?」
二人ともあたしには気づいてないみたいだ。
写真…。



