海琉が料理好きなことも、それを人に届けることが好きなのもよく知ってる。
海琉にぴったり!
なんだかあたしまで嬉しくなってしまった。
「心から応援する!」
「へへ、ありがと」
それから注文したご飯を食べて、電車に乗った。
あと一駅であたしの最寄り駅…。
海琉とこんな風に別々の駅で降りるなんて考えたこともなかった。
「…今日泊まってく?」
「泊まりたいけど…明日学校あるからやめとく」
「だよね、あたしも明日仕事あるし…」
自分で決めたことだけど、寂しいよ…。
でも、海琉は多分あたしが先に言い出したことだからもっと寂しい思いしてるよね…。
寂しい気持ちを抱えたまま、駅についてしまった。
繋いでいた手を名残惜しそうにそっと離す。
「じゃあ、また金曜日ね」
「うん、お仕事頑張って」
電車から降りた。
電車の窓越しに海琉に手を振って、見えなくなってから歩き出す。
6月の湿気た夜の風が寂しい。
家に着くと、ちょうど瀬野くんの家から女の人が出てきた。
よそ様のカップル見るだけでうらやましく思う身体になってしまった…。
でも、この前の女の子と違う気がする。
茶髪で色白のかわいい子だ。
海琉にぴったり!
なんだかあたしまで嬉しくなってしまった。
「心から応援する!」
「へへ、ありがと」
それから注文したご飯を食べて、電車に乗った。
あと一駅であたしの最寄り駅…。
海琉とこんな風に別々の駅で降りるなんて考えたこともなかった。
「…今日泊まってく?」
「泊まりたいけど…明日学校あるからやめとく」
「だよね、あたしも明日仕事あるし…」
自分で決めたことだけど、寂しいよ…。
でも、海琉は多分あたしが先に言い出したことだからもっと寂しい思いしてるよね…。
寂しい気持ちを抱えたまま、駅についてしまった。
繋いでいた手を名残惜しそうにそっと離す。
「じゃあ、また金曜日ね」
「うん、お仕事頑張って」
電車から降りた。
電車の窓越しに海琉に手を振って、見えなくなってから歩き出す。
6月の湿気た夜の風が寂しい。
家に着くと、ちょうど瀬野くんの家から女の人が出てきた。
よそ様のカップル見るだけでうらやましく思う身体になってしまった…。
でも、この前の女の子と違う気がする。
茶髪で色白のかわいい子だ。



