好きの海に溺れそう

「…何見てんだよ」

「べっつに~? 行こ、海琉」



杏光に手を引かれてリビングへ行った。



そこに、ちょうどやってくる小太郎くん。



「お、杏光似合うじゃねえか」

「先月のお給料で買ったの~」

「そういえば、考えて来いっつった当日のレイアウトどうした?」

「あ、一応できたけどいまいち自信なくて…」

「見せてみろ」

「いや、今からデートだから」



杏光が俺の方をちらっと見た。



あ、これはどっちもやりたいけど迷ってるって表情だ…。



「いいよ、先そっちやって。俺は見てるよ~」

「いいの?」

「もちろん」



杏光は「ありがとう」と言って部屋になにか取りに行った。



俺と小太郎くんはソファに座った。



「杏光最近どうだ?」

「毎日すごい楽しそうだよ~」

「あいつがこういうのに興味持ってくれてすげえ嬉しいんだよな~」



そうだよね~。



そこに、悠麗たちが部屋から出てきた。



「行ってくるわ~」



そう言って家から出てく。



「いってらっしゃーい」