好きの海に溺れそう

「あっおかえ…り」



うしろから、玖麗がぴょこっと出てきた。



なんで玖麗いるの!?



玖麗は、ちょっと恥ずかしそうにはにかんでる。



「玖麗!」

「へへ…」



うまくいったってこと!?



ちょっと怖じ気づいた表情をして、2人でそろそろと両親の前に立った。



「話が…あり、ます…」



悠麗が口を開いた。



それに対して2人は、「?」という顔。



「俺と、玖麗…。…付き合う事になった」



やっぱり!!



嬉しくて今にも叫びだしそう。



あたしは立ち上がって思わず玖麗を抱きしめた。



一方、両親は目を丸くしてる。



「えっ…どういう…こと?」

「昨日…玖麗の両親にも、説明してきた。最初、2人とも驚いてたけど…認めてくれた」



悠麗の言葉に、玖麗が深くお辞儀した。



まっすぐな目。



「悠麗と、真剣に付き合いたいと思っています。だから、ちゃんと認めてほしくて来たの」



玖麗、かっこいい…。



両親はまだ驚きを隠せないようだけど、ようやく状況を把握したみたい。



真剣な表情になった。