この辺りは温泉が有名。



だからスキー帰りの人もよく来る。



脱衣所で玖麗の隣で服を脱いだ。



「うわその下着かわいい」

「見ないでよ…」



照れてる玖麗もかわいい!



入った温泉は最高だった。



肌にいい感じする~。



露天風呂で玖麗とゆったりした。



「昨日は酔って海琉たちの部屋で寝ることにんっちゃってごめんね?」



隣の玖麗に話しかけた。



玖麗はちょっとむすっとした顔。



「ほんとだよ…。夜中にトイレで目が覚めたらなぜか同じベッドに悠麗が寝てんだもん…」

「え!? ほんと?」

「そうだよ…。ドッキドキしてそのあと一睡もできてない…」

「ごめん…」

「酔って動けなかった私も悪いけど…」



あたしだったら好きな人と同じベッドなんて嬉しく思っちゃうけど、玖麗の場合は違うよね…。



酔ってたとはいえ、本当に申し訳ないことしちゃった。



「一回あたしの顔のすぐ横まで悠麗の顔来たし!」



玖麗はそう言って手で顔を覆った。



なんか…すごく…かわいい!



「でもさ、付き合いたいとか…思う?」

「…うん。でも…」

「そっか。まあ今はお互いそういう感じになれないとしても…いつかそういう日が来るといいね?」

「うん。ありがと…」

「とりあえず今の学年もあとちょっとだし、進級したら何か変わるかもね!」

「だといいな…」



本当に2人にそういう日が来るといいな…。



何より、玖麗に幸せになってもらいたい。



こうして今年の恒例旅行が終わった。



今年も楽しかった!