冷たい口調、整った横顔、大きな手、心地のいい声、柔らかな唇.....

頭から離れない。

どうしよう、私、先生とキ......

だめだ、雨は止んだのに、また頭が痛くなりそうだ。

一生先生の顔など見れない。

来年保健室の先生が変わることを祈り、それまでは絶対に保健室を利用しないことを心に誓った。

それでも、私の唇はあの感覚を忘れることができないでいた。