現在に至る。





「私……おもいっきりフラグたてちゃってんじゃーーーーん!!!!!」



じゃーーーん、じゃーーん、じゃーん、


…木霊すんのやめて、虚しくなってきたから…



「ってことはここ異世界!?いやいやいやわからんぞ昨日は疲れてたから記憶が曖昧なだけでこれは夢かもしれんうんそうだこれはきっと夢だ夢に違いないなんか座ってる草の感触やたらリアルだけどそんなのは気にしない気にしちゃいかn「……ぶつぶつこえーんだけど……」」



いきなり頭上から声が響く。


私は反射的に上を向いた。




…イケメンだ。目の前にイケメンがいるよ。



赤くて短い髪に緑の瞳。

少し癖のある、爽やか風イケメンだ。

なぜか驚いた顔してる。

てかこの人ゲームとかで出てくるTHE☆村人てきな服着てるね。うん。ココニホンダヨネ?



「「………」」



えっと、とりあえずこれは私から喋りかけるべき?



この爽やかイケメン村人A君(命名:私)なんでかしんないけどさっきからわたしの顔見て固まってるし。


…顔になんかついてる?



「あの…どちら様でございましょうか??」



イケメンと話すとか滅多にないから日本語へんになっちったじゃねえか。くそ。