最近よく「人生」だとか「死」だとかについて考えるようになった。 考えて考えて、結局私はいつも通りによく知らない男性と待ち合わせて暗い部屋で股を開いている。 ギシッとベッドが音を立てる度に反射的に声を出す。 誰に抱かれてるのか忘れるくらいの明るさで首に手を回す。 「可愛い、可愛い、可愛いよ」 誰だかわからないくらいがちょうどよかった。 「可愛い、可愛い、可愛い」 そんな明るさの中で、愛を探すのだ。