「ここ、鍵があるよね?どうやって、入ってきたの?」 「えー?それは……」 春ちゃんの視線の先には、 「っ、甲斐!?」 「やっほー、沙耶」 相馬の側仕えであり、幼馴染みの甲斐がいて。 「甲斐が、春ちゃんを連れてきたの!?」 まさかの想定外の出来事に驚かざるえなくて。 「そだよ。ついでに、病院にも連れていってきた。……相馬さまからの、ご命令で」 口調を改めた甲斐。 からかいとか、鬼畜ぶりなどない、口調。 視線を辿ると、そこにいたのは……“統治者”。