□京子side■
「最強の情報屋?」
思わず、聞き返した。
不敵に笑った、義妹の仮面の、また奥……
計り知れない、“恐怖”が、そこにはあった。
「今度、会わせてあげられるかもしれません。まぁ、人見知りが激しいので……メディア越しになるかも、ですが」
蒼い、炎。
(なんや……)
この子は、呑まれない。
絶対に、潰せない。
纏っている雰囲気が、雪さんに似ている。
どんな闇でも魅了して、自分の虜にするだろう。
その絶対的な雰囲気が、人を圧倒する。
人を嫌い、警戒し、他人と距離をおいていた薫や相馬たちに誘われて、中に入った唯一の女は炎を収め、笑った。
「最強の情報屋?」
思わず、聞き返した。
不敵に笑った、義妹の仮面の、また奥……
計り知れない、“恐怖”が、そこにはあった。
「今度、会わせてあげられるかもしれません。まぁ、人見知りが激しいので……メディア越しになるかも、ですが」
蒼い、炎。
(なんや……)
この子は、呑まれない。
絶対に、潰せない。
纏っている雰囲気が、雪さんに似ている。
どんな闇でも魅了して、自分の虜にするだろう。
その絶対的な雰囲気が、人を圧倒する。
人を嫌い、警戒し、他人と距離をおいていた薫や相馬たちに誘われて、中に入った唯一の女は炎を収め、笑った。


