初代から、直径の女にのみ受け継がれる治癒の舞。 そして、比較的、男にだけ受け継がれる鬼の力。 その力、新月の闇の夜、目覚める。 牙をだし、角をだし、誰をも喰われてしまうだろう。 ―鬼が来るよ。 鬼火をつけて、鬼が来る。 泣く子はいぬか、寝ぬ子はいぬか? 良い子にしないと喰われるよ。 ―鬼さん、こちら! 手のなる方へ! もういいかい?……もういいよ!