「んじゃ、行こっか!」 ベッドから降り、立とうとして、足を震わせる沙耶。 「あのさ、よく考えたら、片足で立てるよ」 俺に気にさせないために、右足で立ってみて、 「いける!いける!」 笑う、沙耶。 勘弁してくれ。 これ以上、俺の心を揺るがさないでくれ。 「……相馬?」 気がつけば、沙耶を後ろから抱き締めていた。 大人しく抱き締められ、沙耶は不思議そうに首をかしげる。